2009年 01月 06日
ももいろの雲
灰色のコンクリ
そらへそれへと伸びて
夜になっても
電気のつかない廃墟
そう
戦いは終わった
終わっていみると
意味などなかった
みんな
おおいに興奮して
牽制しあい
罵り合い
最後にはほんものの爆弾まで落として
見せつけて
やっと終わった
人の
住まない
高い
ひやりと
ビルディングだけが
なにかの徴のように
立ち竦む
だれがいちばん正しいかという理由で
ほんものの爆弾を落としたら
害虫駆除したように
誰もいなくなった
誰も
晴れた日に
夕まぐれ
ももいろの雲だけが
渡る
旅人は
小さな息をひとつ
それを止めることの出来なかった自分を悲しんだ
わたしはむりょくだったと
そらへそれへと伸びて
夜になっても
電気のつかない廃墟
そう
戦いは終わった
終わっていみると
意味などなかった
みんな
おおいに興奮して
牽制しあい
罵り合い
最後にはほんものの爆弾まで落として
見せつけて
やっと終わった
人の
住まない
高い
ひやりと
ビルディングだけが
なにかの徴のように
立ち竦む
だれがいちばん正しいかという理由で
ほんものの爆弾を落としたら
害虫駆除したように
誰もいなくなった
誰も
晴れた日に
夕まぐれ
ももいろの雲だけが
渡る
旅人は
小さな息をひとつ
それを止めることの出来なかった自分を悲しんだ
わたしはむりょくだったと
by madozukin
| 2009-01-06 01:38
| 詩