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詩人ワニ madozukin.exblog.jp

マンガと詩


by madozukin

トイレ解体工事

 木の根が深くて入り込んで、業者は張りきって勝手に工事を進めたがるし、市役所は微妙にしか相談に乗ってくれず困りました。古い家を買ったから仕方がないのですが、トイレはいきなり詰まるもので、限られた時間で的確な判断をしなければなりません。そして、解体しつつ作る工事は高くつくのです。

 置いておいて、特別なバイパスはないという続きです。

 特別なバイパスはありません。そもそもトクベツで簡単に引っかかる心性に問題があります。じぶんと違う人間同士なら早晩ぶつかります。そこでぶつかったとしても、共通の目標のためなら力が合わせられるのが、他人同士のいいところです。揉めることに慣れましょう。同質すぎる人間は、しばらく快適ですが、限界も同じ辺りです。相手を詰って、共食い状態に陥る前に離れた方が得策です。

 仲良しは幼い錯覚です。だから、じぶんの挑戦ではなく、相手に過大な期待をかけることで解決を求めます。破綻しましょう。そこがスタート地点です。



 あ、わたし自身は破綻したくなかったです。それはそれで正直な気持ち。でも、弱虫の同盟は、最終的に必ず共食いを始めます。ぬすくり易い相手に落ち度の責任を押しつけ、悪意の自覚はなく(抑圧して)、エネルギーが外へ向かいません。また、内々の世界ゆえに、怠惰な安寧を得ようと、これまたしがみつきやすい相手を発見してしがみつくのに必死になります。

 だから、「終わり」があるのっていいことなんです。
by madozukin | 2010-01-27 00:56 | メモ