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マンガと詩


by madozukin
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 あいまいでいい加減で適当なきおくの持ち主です。すみません。「豊穣には程遠く」つづきです。

 引用した物語の正確な題名は「影」といいます。アンデルセンの作品の中でも、異色な存在だと、訳者が後書きに書いています。http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031471927&Action_id=121&Sza_id=C0

 しかし、わたしが読んだのはこの本ではありません。アーシュラ・ル・グィンが「夜の言葉」の中で引用していた「子どもと影と」いう文章の中の粗筋でした。一度図書館へ行って、原作を確認したのですが、彼女の素晴らしい解釈の方で覚えていました。
 主人公は、詩人ではなく、学者になることを希望する若者でした。そこがいちばん大きな間違いです。

 今日は、図書館がお休みなのでいろいろ確認できていません。紹介のために引用した本は、わざわざデンマーク語の原書を引き寄せて訳したとありますから、全集に収められているものと訳の違いを比較するのもおもしろいでしょう。とにかく、この影のモチーフを育てて、ル・グィンは後に「ホピットの冒険」や「指輪物語」を書きました。

 いつまでも子どもを無邪気な存在と思いたい心弱い大人が苦手です。余談ですが、子どもも、自分のサイズに合わせた小さな影、格好良くない見栄えのしない生身の部分を持っていると思います。
 それともむかしのことなどお忘れか?
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by madozukin | 2009-04-06 01:59 | メモ