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マンガと詩


by madozukin
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探さない

 わたしにとって、親が辛かったのは、トクベツにやさしい幻想というものを持ち続けていたからだ。なぜ、トクベツにやさしい幻想が子どもを傷つけるかというと、限度のないやさしさを強請られているも同然。人間は、じぶんのことをじぶんのこととして感じ取れないと、こういう間違いをやらかす。

 友人だと思っていた人たちは、言わば、この変形だった。

 いちばん言わなければならない相手に対して、じぶんの気持ちから逃げている人の求愛行動は、たいそう歪なものである。彼等の核にあるのが、怒りであれ淋しさであれ、そのことによって親以外相手に対しても開いてゆかない。彼等は、言えない気持ちを閉じることによって外界(親とも)とのバランスを保つ。
 わたしは、何も理解していなかったにちがいない。

 彼等は、じぶんをじぶんとして感じ取れない以上、上手く行ってる錯覚の方が大事なのだ。そのための関係性だった。気持ち悪いのはその所為だ。受動的で主体性がなく傷つきやすい故に感情をキープできない。はー。これってアンテナだからさ、矛盾を含むもので、健康な人は振れ幅を自覚している。

 強迫的な整合性の追求は、じぶんがいかに傷ついているかということの表現で、回収不能です。親は探さない方がいいでしょう。まず繰り返し同じ傷つき方することを止めることです。
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by madozukin | 2009-10-11 01:17 | メモ